さて、今回は面接(顔合わせ)で受かる話し方のコツについてまとめました。
顔合わせと言いますと、派遣会社の営業さんと同行して、派遣先の上司との面接になる、緊張の場面ですよね。
どうしても就職活動や転職活動の面接を思い出してしまい、アレコレと考えてしまいがちですが、派遣の場合は、営業さんが同行していますので少し勝手が違います。
上手く行く人が話している、そのまとめ方にはポイントがあります。
ポイント1.顔合わせの前に、営業さんと確認をする
就職活動や転職活動は、全ての自己PRや志望動機、質疑応答などを自分でこなさなければいけませんが、派遣の場合は少し違います。
すでに営業さんが履歴書を持参して、「このスタッフさんはこういう所が素晴らしい」とアピールを済ませている事が大半です。
そのため、営業さんは相手の会社の方が、自分の経歴のどの部分に興味関心を持っているのか、知っている事がほとんどです。
顔合わせで話すのは、「相手の興味関心のある部分だけ話す」という形が実はベストです。
ポイント2.経歴の全てを話す必要はなく、大事な所だけ長く話す
どうしても就職活動や転職の面接のように、「イチから全ての経歴を話さなければ!」と思いがちですが、実はそれはNGになりやすい危ないパターン。
営業さんに、「どの部分を中心に話せばよいですか?」と確認しておくと、自分の経験の中で、どの部分に相手が関心を持っているのかわかります。
実際に自分が話せる時間は短い場合は5分ほど、長くても15分はありません。
その中で相手からの質問や、自分が気になる事も聞かなければいけませんので、これまでの経歴全てを話す時間がありません。
「この仕事を中心に話す! それ以外はスルー!」という気持ちで問題ありませんし、その話し方が歓迎される事が大半です。
ポイント3.大事な経歴だけ話す時の、言い出し方
とはいえ、「自分の経歴書を見ながら、その中の一つだけを延々と話して、他は無視」を何の説明もなく始めてしまいますと、相手も混乱してしまいます。
やはり話し始める時には、一言目の言い出し方が大切です。
<言い出し方の例1>
<言い出し方の例2>
特にA社での営業事務の経験と、C社でのコールセンターの経験は、今回のお仕事に役立つ経験ではないかと考えておりますので、
この2社での業務経験を中心に説明させて頂きます」
ポイント4.なるべく数字、実績、ソフト、業務の内容などを具体的に出す
やはり面接相手は経験の長い男性の上司がほとんどです。自分の感情や気持ちや頑張りをアピールするよりも、それまでの仕事経験を、数字や具体的な内容や、実績など、その上司が普段仕事で慣れている言い方にする方がプラスです。
ポイントは「数字」「期間」「使ったソフト」「人数」「規模」「仕事内容」「実績」などです。
<避けておいた方がいい言い方例>
<伝わりやすい言い方例>
気持ち、感情、頑張りといった面を少し控え目にして、上司が慣れていそうな「数字」「具体的な内容」「実績」など、ビジネスライクな表現方法を考えておくと、より伝わりやすく話も広がる形となります。
まとめ
顔合わせは何かと緊張してしまうものですよね。しかしほとんどは営業さんが対応してくれますので、本当に話すのは、自分の経歴の説明が中心です。
その説明も、これらのポイントをおさえる事で、相手に伝わりやすいシンプルな形になります。
ちょっと長めですが、顔合わせのポイントは、これ以上の記事は書けないかも…。
→派遣の顔合わせ(面接)に受かるコツと例文 総まとめ