さて、今回は「未経験から派遣の事務職へ受かる方法」をまとめました。
アルバイトと違って、「派遣は未経験に厳しい」と言われる事もありますが、実は選び方や順番の問題であって、実際にはそこまでハードルが高い訳ではありません。
いきなり無茶な事務職を選ばず、未経験からでも始めやすく、スキルを身につけていく順番を間違えずに進めば、事務職のエキスパートも夢ではありません。
今回は、事務職デビューの方法を解説します。
「事務職」と一言で言っても種類が様々
実は派遣で「事務職」と入力しますと、大変いろいろな種類の求人が出てきます。
貿易事務や英文の必要な事務、かなりハードルの高めな営業事務職などもあるかと思えば、未経験歓迎の事務まであります。
大きく分けますと、事務職は4種類あります。
<事務職は大きく4種類>
1.データ入力 :決まった時間内に多くのデータ入力をする業務。未経験OKが多めです。
2.一般事務 :様々な資料の作成、受付、電話の対応など。一般的な事務全般
3.営業事務 :営業部に所属して、営業マンの補佐をする事務。プレゼン資料や見積もり作成、メールや電話での顧客対応など
4.専門的な事務 :特に専門知識が必要とされる事務職。翻訳や財務、経理、法務、貿易系など。
未経験から始めるなら、データ入力がオススメ
この中で、未経験でも一番入りやすいのは「データ入力」の仕事です。
事務職の中でも未経験歓迎の率が高く、また、とにかくデータを入力していく仕事になりますので、タイピングのスキルが身に付きます。
一般事務でも未経験OKの求人はありますが、やはりタイピングのスピード以外に、ビジネスのメール、文書作成、ツールの使用などがあり、未経験からスタートするには少し準備が必要です。
派遣のお仕事情報を検索する時は、「未経験歓迎」をチェックしたうえで、「データ入力」や「OA事務」などの用語で検索をかけると出てくるかと思われます。
まずはデータ入力を数か月、タイピングのスキルを付ける
全くの事務職未経験からスタートするなら、データ入力がオススメとなるには理由があります。
オススメの理由1.仕事をしながらスキルアップが出来る
派遣会社には、どこもスキルチェックがあります。その中心となりますのが、「タイピングのスピード」と「ソフトを使えるかどうか」です。
データ入力の仕事は、タイピングのスピードがいやでも早くなりますので、働きながらスキルがアップするという事ですね。
データ入力を半年も続けますと、相当なスピードになりますので、スキルチェックの半分はクリアしたような形となります。
オススメの理由2.派遣会社の研修が使える!
大手の派遣会社は、研修に力を入れています。
特に、エクセルやワード、ビジネスマナーなどは大変充実しています。
派遣で働いているスタッフは、無料または格安の金額で、これらの研修を受ける事が出来ます。
自分でソフトを購入したり、セミナーや勉強会、スクールに通うとなると、数万円はかかるものが、「無料 または数千円」で受けられるメリットは大きいです。
また、データ入力の仕事でお給料を稼ぎながら、派遣会社の研修にじっくり通えますので、焦らずに学ぶ事が出来るのもメリットです。
データ入力と研修で自信をつけて、一般事務のお仕事へ応募する
データ入力でタイピングのスピードを身につけ、研修でエクセルやワード、ビジネスマナーを身につければ、あとは一般事務に応募するのみです。
これらの経験を順番に積んでいきますと、(営業事務や専門系の事務はまだ受かる確率が高くないかもしれませんが、)一般事務の求人であれば、もはや未経験者ではなく、合格圏内にいると言えるかと思われます。
未経験からいきなり経理や財務に応募しますと、即座にNG扱いとなりますが、こういう順番で事務職デビューを進めて行きますと、すんなりと「事務の経験者」としてキャリアを積んでいけるかと思います。
まとめ
未経験からの事務職デビューは順番が大切です。いきなりハードルの高い(その分時給も高い)求人に応募するのではなく、まずはデータ入力と研修で、スキルと経験を身につけましょう。
その後に一般事務へ応募する事で、もはや未経験ではなく、「事務職の経験者」として活躍できる可能性が広がります!
とはいえ。
派遣の求人欄には「未経験OK」と書いてあっても、実際にどのくらいの未経験なら大丈夫なのかは、やはり気になるポイントですよね。
実際には、「本当に未経験でも歓迎します!」という求人と、「未経験OKと書いているけれど、このくらいは出来てくれないと…」という求人があったりしますよね。
それをを見分けるキーワードや、受かりやすい4つの事務職種を、次の記事でまとめました。