9月に入りましたが、派遣の契約状況はいかがでしょうか。

派遣業界では9月末と3月末は、契約の切れ目となっているパターンが多く、急な契約終了が起きやすい時期でもあります。
しかし9月末は契約終了が多い一方、10月1日スタートの求人には、オススメの仕事も多く、チャンスの時期でもあります。
この記事では、9月末の契約終了や10月1日スタートの求人に、今から受かる方法を解説していきたいと思います
派遣の契約終了が多いのは9月末
派遣業界では、契約終了の多い時期がある程度決まっています。
最も多いのは3月末、そして次に多いのが9月末となっています。そう、まさに今月末がそのタイミングですよね。
なお、他にも契約終了が多い時期があります。
6月末と12月末も契約終了が発生しやすいタイミングです。
つまり、3ヶ月毎の契約が多いですので、どうしても3月、6月、9月、12月に契約終了が集中してしまいます。
9月末の契約は更新される? されない?
ここで気になりますのは、今の派遣契約が9月末終了の場合、「契約が更新されるのかどうか」ですよね。
派遣の契約は一般的に、契約終了を1か月前には通知する義務があります。
もし9月末で契約終了の予定が企業側にあるのであれば、1月末までに終了(契約解除)の通知が来ているはずです。
すでに9月に入りましたので、もしまだ次の契約の更新や終了(契約解除)の連絡が来ていない場合は、一度派遣会社の営業さんに相談してみましょう。
単に派遣会社からの連絡が遅れているだけならば良いのですが、もし契約の終了(契約解除)の話が水面下で進んでいるようであれば、あなたもすぐに動く必要があります。
他の派遣会社に登録する、あるいは今の派遣会社から違う企業へ応募するなど、すぐに10月からの仕事探しに着手しなければなりません。
9月末で辞めたいなら、もう契約解除を依頼しても遅い?
逆に、あなたの側から「今の派遣先の仕事を辞めようか」と悩んでいる状態でしたら、なるべく大至急で「辞めるか続けるか」を決めた方が良いでしょう。
と言いますのも。
あなたから契約終了する場合でも、同じように1ヶ月前にそれを通知する必要があります。
もうすでに9月に入ってしまっています。
派遣契約のルール通りに話を進めるのであれば、契約の終了日はおそらく10月1週目以降となる可能性が大です。
9月末までに辞める方法(通知1か月以内でも辞める事は可能)
派遣の契約書の上では、「一か月前に通知をしましょう」という決まりがあります。
が、これはあくまでこれは契約の上での話です。
実際の契約終了のタイミング(日付)は、派遣先の会社の都合や、次のスタッフさんを派遣会社が紹介できるかどうか等、様々な条件で変わります。
実際問題として、上手く進める事が出来れば、契約の解除を申し入れてから、半月程度で今の仕事を終了に出来た、という例も多くあります。
このあたりは派遣会社の方針や派遣会社の営業さんの腕次第というところですので、なるべく早く営業さんに相談することが大切です。
今から派遣会社に契約終了を申し入れるのでしたら、その際に「契約終了日を9月末にしてほしい」と依頼しておきましょう。
派遣会社も10月1日スタートの求人に良い案件が多い事は十分すぎる程に理解していますので、同意して頂ける可能性が高くなります。
10月1日スタートの求人はチャンス
派遣の業界では、良い求人が多く集まる時期がいくつかあります。
それは契約終了が多い4月1日と10月1日です。
この二つの時期は、派遣の契約的にもキリが良いため、多くの派遣求人が出ています。
すでに派遣会社のホームページを見れば10月1日スタートのおすすめ求人は多数出ていますので、今より良い仕事がないか、ぜひチェックしてみましょう。
他の時期には滅多に出ないような時給の良い求人や、条件の良い仕事が出ている可能性も高いですので、派遣の今の仕事を辞めて違う会社に行きたいので、あれば10月1日はチャンスと言えます。
逆に10月1日スタートの求人を逃してしまいますと、11月や12月は派遣業界は閑散期ですので、中途半端なタイミングの求人を探しはデメリットが多めです。
面接だけ済ませて10月の中旬スタートに変える方法
どうしても9月末で今の派遣契約を終了に出来ない場合は、9月中に、他社の求人に応募し、面接だけ済ませてしまうという方法もあります。
派遣先との面接の中で「今の派遣契約が10月●日までありますので、その翌日以降なら働けます」と言った交渉が、十分に通じる事が大半です。
派遣先の企業も、「10月1日スタート」と書いてはいても、絶対にその日に出社してこなければならない、という意味ではありません。
良い人材であれば、10月中旬ごろに入社となってでも、スタッフを確保したい企業がほとんどです。
9月末と10月1日は、派遣の仕事を変えるチャンスの時期とも言えます。
今の派遣会社や派遣先に不満がある場合は、是非ともこの絶好のタイミングを逃さないようにして行きましょう。