さて、今回は初めて派遣で働く時に気になる、派遣の仕組みと相談先をまとめました。
初めて派遣で働こうと思った時、やっぱり「正社員やアルバイトの時とは何がどう違うのか?」を知っていますと、トラブルも少なくスムーズに始める事が出来ますよね。
派遣の仕組み
派遣会社で「派遣の仕組み」をいう説明を見ますと、どこもこのような図が書かれているかと思います。
この図だけを見ていると、何がどう違うのか正直わかりにくい…という部分もあるかと思います。
実際に働く時に、何がどう違うのかをまとめました。
雇用主は「派遣会社」。という事は…?
まずこの図で一番大切なのは、自分の雇用主は誰かという点です。もちろん図の通り、派遣会社が雇用主となります。
つまり、採用や教育、お給料の支払い、保険の適用、退職手続き、日々の勤怠管理など、仕事に関わるほとんどの事は派遣会社が担当する事になります。
これはNG! 派遣先に言ってはいけない例
採用や教育、保険などは全て派遣会社が担当する事になります。普段、どうしても派遣先に上司がいますので、その上司にお給料や保険の事などを聞きたくなりますが、派遣先上司は全くその情報を知りませんので、聞くのはNGになります。
<派遣先に直接問い合わせしてはいけない事>
・派遣スタッフのお給料の額
・時給アップの交渉
・保険や税金の事
・退職手続き全般
これらは全て派遣会社の担当になりますので、「困ったな、問い合わせはどこだろう」と思った時は、まず派遣会社の担当営業さんに連絡するのが正解です。
業務の指示が派遣先。という事は…?
派遣先が担当しますのは、「業務の指示」の部分です。
つまり、実際に仕事をする時に、その内容や「何時までにどういう仕事をしてほしい」といった指示、そして、仕事を教える部分まで派遣先が担当になります。
簡単にまとめますと、「実際に自分がする仕事に関わる事は、全て派遣先に聞く」という形です。
これはNG! 派遣会社に言ってはいけない例
派遣会社は、派遣スタッフを紹介する事が仕事ですが、実際に働き始めた後に関しては、詳しく知る事が出来ません。
また、派遣先の仕事の内容や情報は、どこも守秘義務がありますので、派遣会社にあれこれと情報を漏らすのはもちろんNGになります。
<派遣先に直接問い合わせしてはいけない事>
・具体的な仕事の進め方や期限、内容など
・社内のルールや取引先の情報など
・会社のパソコンでしか見れない数値、データの内容
こういった部分の情報は、派遣会社がいくら雇用主だからと言っても、絶対に話してはいけない内容になりますので注意が必要です。
まとめ
正社員の時は、仕事内容なら先輩や上司に、給料や税金の事は社内の総務や経理に聞けばよかったのですが、派遣スタッフになりますとこの部分が変わってきます。
仕事内容は先輩や上司に聞くままでOKですが、税金、給料、退職関連などは全て派遣会社に問い合わせる事になります。
ぜひ、トラブルにならないようポイントをおさえておきましょう。