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派遣の職種「人事」の具体的な仕事内容は? 採用や労務管理の求人に受かるコツ解説

派遣で時折見かける「人事」の職種、一体どのような印象をお持ちでしょうか。

あまり仕事内容のイメージが出来づらい、その分野で経験がないと受からない…と思われがちな人事の職種。
具体的な仕事内容は、未経験から受かるためのコツについて解説していきたいと思います。

人事は会社組織の「人」にまつわる職種

人事のお仕事は具体的にどのような業務内容なのでしょうか。
大きくまとめてしまえば、「会社内の人材の出入りや維持に関する仕事」となります。
  
とはいえ、この表現ですとかなりざっくりとした説明になってしまうため、人事の業務内容を大きく5つに分けて解説していきます。

人事の仕事その1:人員計画を立てる

会社にはそれぞれ、その会社が達成すべき「目標」や「ミッション」を持っています。

例えば、「今年の売り上げ目標は○億円」と決まった時、営業部であれば、その売り上げを上げるために、どう売り込むかを考えます。

この時、人事部では、営業部と同じように、「どういう人員がいれば、この目標を達成できるのか」という計画を立てます。これが人員計画です。

例えば「今の人数では目標達成ができない」「では他部署から営業経験者を営業部に異動させよう」あるいは「営業職で中途採用社員を○名採用しよう」といった計画を立てることで会社の目標達成に貢献します。

人事の仕事その2:社員採用、派遣スタッフ採用を行う

その1で立てた人員計画に基づいて、人事部では、新卒社員・中途採用社員の採用の仕事が始まります。

採用担当は「○○部に○月までに○名」といった採用計画に基づいて、社員募集を行います。

具体的な実務としては、求人広告の発注や、応募者の受付、書類選考、そして面接、採用や不採用の連絡、入社の手続きなどがあります。
また、社員採用と並行して派遣社員の採用を行うこともあります。

派遣の「人事」職種の場合ですと、これら全てに関わるというよりも、主に新卒募集の時期に、応募者との面接日程の調整や、会社説明会の運営にかかわる事が多めです。

人事の仕事その3:人材開発を行う

採用した新入社員には、数週間から長ければ数か月、新入社員研修を行う企業もあります。

これらの新卒社員への研修も、人事部で対応している企業が多めです。

具体的には、社会人の基礎を身に着けるビジネスマナー研修や、会社の商品研修などがあります。

新卒社員・中途採用社員だけではなく、全社員に向けて新しい技術やノウハウを学んでもらうための研修の企画や、「課長研修」「ロジカルシンキング」「コンプライアンス研修」など、会社に必要な様々な研修を企画することもあります。

研修のお仕事も、派遣スタッフが活躍するシーンが多くあるお仕事です。

人事の仕事その4:人事考課を付ける

この記事を読んでいる皆さんの中にも、会社で「期末振り返り」「目標面談」といった面談を、上司や先輩を行ったことがある方もいらっしゃると思います。

こうした面談は、この「人事考課」のために行うものです。

人事では、これらの面談の記録や個々人の目標達成度などを見ながら、昇給や昇格・異動などを検討する資料にしています。

人事の仕事その5:労務管理

「労務管理」とは、賃金や福利厚生などを管理するお仕事です。

といってもこの言葉だけではイメージが湧きづらいと思いますので、社員の入社~退職まででどのように労務管理が関わるをお話していきます。
 

まず、社員が入社すると、その社員の人事情報を登録します。
氏名・住所といった基本情報から扶養家族の有無などの家族情報や、持っている資格情報など、その社員にかかわる情報を管理します。

入社が済みますと、その会社の健康保険証が渡されますが、扶養家族がいる社員であれば扶養家族の分も保険証が渡されます。また、雇用保険への加入手続きも労務で取り扱います。

お仕事をすると給与が発生しますが、給与計算に必要な情報(通勤交通費・社会保険/雇用保険の控除、住民税の計算、有休利用)なども労務で管理しますし、給与計算そのものも労務で取り扱う内容です。

また、会社にもよりますが社員への慶弔金の支払いや福利厚生施設利用の申し込みなどの手続きもあります。

退職時には、退職金の計算や社会保険/雇用保険の喪失手続きなども対応します。
このように、社員の生活に密接に関係しているのが労務のお仕事となります。

人事のお仕事は非常に幅広い範囲のお仕事ですが、幅広いお仕事であるだけに、派遣スタッフが活躍できる場もあります。

では、これらの人事のお仕事で考えられる派遣スタッフが行うお仕事にはどのようなものがあるかをご紹介していきます。

「人事」の仕事の中で派遣のお仕事として出やすいお仕事

では、これらの人事の仕事の中で「派遣」のお仕事としてよく出てくるお仕事はどのような物があるでしょうか。

上の5つの区分に基づいて、それぞれ説明していきます。

派遣の人事その1:人員計画のサポート業務

このお仕事はその会社の根幹を作る業務内容となるため、派遣のお仕事としては「人員計画サポート」といった形ではあまり出ないお仕事です。
ただ、人員計画を立てるための各種集計業務や、組織図作成のサポートといった「一般事務」のような形ででてくることがあります。
その場合は「人事部で事務サポート業務」といったお仕事になります。

派遣の人事その2:社員採用、派遣スタッフ採用を行う

人事の仕事で、派遣求人が出やすいのは、この仕事内容です。

主に「採用のサポート業務」といった名前で、人事か一般事務のカテゴリで掲載される事が多めです。

仕事内容は、応募者の履歴書・職歴書のコピーやファイリング、面接用の書類のセット、面接に来た方のご案内などといった業務です。
ちなみに、派遣のお仕事で行う「職場見学」で面接会場へのご案内などをしているのが派遣社員であるといったケースもよくあります。

派遣の人事その3:人材開発を行う

研修のお仕事も、派遣スタッフが活躍するシーンが多くあるお仕事です。

例えば、研修参加者のリスト作成や研修についての連絡の発信といったところから、研修資料の修正や印刷など、多岐にわたるお仕事があります。

派遣の人事その4:人事考課を付ける

個人情報や機密情報を取り扱うため、あまり派遣のお仕事としては出てきませんが、PCスキルが高い方であれば、「評価面談用の資料を印刷する」「評価資料のファイリング」「評価データをグラフ化する」といった業務が発生することがあります。

これも「人事部での一般事務のお仕事」といった形で出てくることが多いです。

派遣の人事その5:労務管理を行う

労務管理には細々とした事務作業がつきものですので、この分野も派遣スタッフの需要が多くあります。

例えば勤怠管理の一環として、電車やバスの遅延証明書のとりまとめや有休残日数の管理といった所から、実際の給与計算の一部を担当することもあります。

このように、人事のお仕事には派遣スタッフが活躍できる場所が多くあります。

人事のお仕事に向いている人は?

人事のお仕事についてご紹介しましたが、では人事のお仕事にはどのような方が向いているでしょうか。

人事の職種に向いているのは、大きく分けてこの3つの特徴があると考えられます。

特徴その1:人とのコミュニケーションに抵抗がないこと

人事のお仕事は、社内・社外問わず様々な方と接するお仕事です。

社内は新入社員から社長・会長まで関わりますし、社外であれば人材紹介会社や派遣会社の営業担当者や、社労士事務所、時には弁護士など様々な方との接点を持ちながらお仕事をして行きます。
また、人事の立場から時には言いにくい事を相手に伝えなければならないこともあります。

そうしたコミュニケーションがしっかりとれることが、人事のお仕事での大事なことの一つです。

特徴2:機密情報・個人情報を責任をもって扱えること

人事にいますと、社員や派遣社員の個人情報や人事異動などの情報に触れる機会も多くあります。

会社にとっても社員にとっても、重要な個人情報の塊です。

時には「派遣スタッフの○○さん、退職するんだ…」「○○さんは○月に結婚する」といった取り扱いに非常に気を使わなければならない情報に接する機会もあります。
人事部門にいる派遣社員に対して、そういった情報を知っているか探りを入れてくる人がいる場合もあります。

人事のお仕事はそうした状況でも、「秘密を守る意識」を高く持てる人が求められます。

特徴3:正確な事務処理ができること

人事で扱う情報は常に「正確性」が求められます。

例えば給与計算などでの計算ミスや、人事についての誤った情報発信などということがあれば、関わる方に大きな影響が出ます。
そうしたことが起きないように、メールは発信前に必ず内容をチェックする、社員にダブルチェックを依頼するなど、
「できるだけミスを起こさない」意識が求められます。

未経験でも人事のお仕事に挑戦できる?

派遣のお仕事であれば、人事部のお仕事でも「未経験OK」の求人が出ることも多くあります。

それは、人事のお仕事は「専門職」ではありますが、事務作業の部分は「資料作成」「グラフ作成」「コピー・印刷」「ファイリング」など、一般事務で行っていることとあまり差がないからです。

未経験で人事のお仕事に挑戦するには、一般事務の経験があることやコミュニケーション能力をアピールすること、さらに「社会保険労務士」の資格取得にチャレンジしたことがあるならば、その経験をアピールすることもできます。

また採用のお仕事であれば、時期によっては単発の採用サポートのお仕事が出ることがあります。

春先など、新卒採用で会社説明などが多く発生する時期には、説明会に参加する学生の案内などの業務が単発で発生します。そうしたお仕事にチャレンジすることで採用のお仕事の一部を垣間見ることもできます。

避けたほうが良いお仕事

人事のお仕事を探すにあたり、避けたほうがよいお仕事はどんなものでしょうか。

避けたほうが良いお仕事は「業務を教えてくれる社員がいない」「人事だけではなく総務・経理のお仕事も含まれるもの」が挙げられます。
「業務を教えてくれる社員がいない」場合は、特に採用・研修の分野ではその会社の「文化」を把握している人がいないことになり、一から手探りで業務を行うことになる可能性が高いからです。

また「総務・経理のお仕事も含まれる」場合は、会社に「人事」のポジションがなく、総務が人事・総務・経理をすべて担当することになるため業務ボリュームがかなり多い可能性が高いことが予想されます。

そうしたお仕事は、派遣で行うには避けたほうが良い人事のお仕事となります。

まとめ

この記事で、人事のお仕事に興味を持っていただけましたでしょうか。
チャンスがあったらぜひ、人の面から会社を支える人事のお仕事にチャレンジしてみてくださいね。

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こういう希望がある人はパソナさんと相性が良いタイプ>

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こんな希望があるという方には、やはりパソナさんとの相性は良いと思います。

ちなみにこちらがパソナさん公式の「ハケンぴったり度チェック」と、「パソナを選んだ理由TOP3」です。↓

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