派遣の顔合わせでは、やはり色々な質問が出てきます。
その中で難しいのは、職歴のいわゆる「空白期間」と呼ばれる、仕事を退職してから次の仕事に就くまでの間の期間についての質問もあります。
仕事内容以外の質問になりますので、一体どう答えるのがベストなのでしょうか。
ポイントをまとめました。
働いていない空白期間が長い場合の質問例
以前の仕事(正社員でも派遣でも)が終了してから、今回の応募までの期間が長いような場合です。
以前の会社から今回の応募までの期間は、履歴書を見ればやはりすぐにわかります。
採用担当者は「ずいぶん期間、空いている」と感じられた場合、やはりよく出てくる質問となります。
例えば「この●●ヶ月は何をしていたのですか?」というような質問の答え方にはポイントがあります。
履歴書の空白期間の答え方例
履歴書には、正社員や派遣での職歴のみを書き込むことになりますので、それ以外は書けません。
しかし、その期間にしっかりと何か自分のための活動をしていました場合は、やはり堂々と顔合わせでアピールする方がプラスです。
・「○○の資格の取得を目指して勉強していました」
・「○○のスクールに通っていました」
・「海外へ留学していました」
業務に活かせそうな内容ならば、むしろアピールのチャンスとなりますので、積極的に答えていくのが良いかと思われます。
特にアピールにならない場合は?
仕事に直接活かせる活動が特に思いつかない…という例もあるかと思います。
そういった場合、もし短期でもアルバイトをしていたのならば、それを話すのも一つの手です。
日雇いや数日程度のアルバイトの他、自営業の手伝いなどでも「仕事の経験を積んでいた」というアピールになりますので、答え方としては間違いではありません。
また、ボランティアやサークル活動など、自分の趣味のためにしっかりと時間をとる期間にしていたという話の場合は、素直にそれを伝えるのも一つの方法です。
ボランティアやサークル、趣味などの話はしてはいけないと思って「特に何かをしていた訳では…」と答えるのは、やはり不利です。
「半年間は休みにして、自分の趣味をしっかりやり切る期間にしようと決めて集中して活動していました」などのように、しっかり期限を決めて頑張っていたというアピールに変えてしまうと良いかもしれません。
これは絶対に避けたい答え方:「仕事が決まらなかったから」
「この●ヶ月、色んな派遣の求人に応募していたけれど、なかなか採用が決まらずに、こんなに長い期間働いていない状態になってしまった」というような場合です。
ここでもし「この●ヶ月の間、何をしていたのですか?」と質問されると苦しい部分もありますが、ここも答え方が大切です。
こういった場合でも、なるべくポジティブな答えを考えておいた方が安全です。
上の例と同じように、「何かの資格を目指して勉強していた」などにして、最近お仕事を探し始めたという形にする方が良いでしょう。
もしバイトも勉強もしていなくて、純粋に色々な所を受けたけれど決まらなかったというような場合でも、言い方を変えて話すのが大切です。
・「以前の仕事がハードでしたので、数か月休みを取ろうと考え、ゆっくりと時間を取りました。先月から、あらためて違う職種に挑戦しようと思い応募を始めました」
・「数か月は短期のアルバイトもしながら、どういった仕事に就くべきか時間をかけて考えていました。やはり自分は営業アシスタント系の仕事が向いていると思い、先月から応募を始めました」
他にも言い方はいろいろとあるかとは思いますが、やはり、「いろんな所を受けたけど落ちた」は絶対に避けるべき表現です。
それよりは「数か月は休みと決めていました。先月から派遣の求人に応募し始めました」という流れにしておく方が、「派遣の就職活動を始めたばかりの段階で、真っ先に弊社に応募してくれた」という意味で良い印象を与える場合もあります。
まとめ
職歴の空白期間は、なかなか説明が難しい部分もあります。
しかし「~だから仕方なかった」「~したけれど上手くいかず、しぶしぶ…」といったニュアンスが少しでも出てしまうのは避けたいポイント。
同じことを話すにしても、言葉や言い回しを変えて、なるべく前向きな表現にしますとプラス印象につながりやすくなります。
ちょっと長めですが、顔合わせに受かる方法を全部書けたと思いますので、よろしければご覧くださいね。
→派遣の顔合わせ(面接)に受かるコツ 総まとめ