派遣のお仕事をしていますと、自分の経験を活かしやすいお仕事や経験のある仕事を紹介してもらえる事もあれば、まったく未経験・異業種のお仕事紹介を受ける事もあります。
せっかく派遣で働く訳ですから、時には「この仕事、全く知らない…」と思えるような業種や職種も選んでみたくなるものですよね。
また、自分の経験やスキルアップのために、あえて飛び込んでみる事もあるかも知れません。
そんな未経験・異業種にチャレンジする時の顔合わせのコツをまとめました。
派遣先は未経験でも採用してくれる?
まず「未経験歓迎」と書いてある求人に関しましては、本当に未経験でも出来るようになっている求人ばかりですから、迷わず応募してみて良いでしょう。
逆に、未経験OKが書かれていない求人がダメかと言いますと、実際は問題なく受かる事が多めです。
派遣先は「なるべく経験者、即戦力を採用したい」という思いがもちろんありますが、本当に同じ仕事を長年してきたスタッフが応募してくれる事はとても少ないですので、やはり未経験のスタッフを採用する事が多くなります。
大手企業や派遣スタッフが多い企業ほど、未経験を育てる社風が出来ている所も多いですから受かりやすくなります。
逆に、「派遣スタッフが入るのは初めて」という中小企業の場合ですと、受かるには受かりますが、その後が大変…という場合もありますので注意が必要です。
顔合わせでは何をアピールすればいい?
同じ職種や業種での経験があるなら、それをアピールするのが鉄則ですが、未経験・異業種への応募の時はそれが使えません。
こういった時は、「少しでも共通点のある経験」を探して話していくのが一つの方法です。
例えば販売職から事務系へ挑戦するような場合ですと、販売職の中でPCを使用した経験を話したり、プライベートでPCを使っている経験なども付け加えていくような形です。
同じように、初めて営業事務へ応募するような場合は、「営業のサポート業務の経験はありませんが、一般事務の経験はありますので、その経験も活かしながら仕事を覚えていきたいと思います」といったように、少しでも通じる物があればどんどんアピールしていきましょう。
意外と効く? 派遣会社の研修を活かしてみる
どうしても受かる気がしない…という時は、派遣会社の研修を利用してみるという方法もあります。
大手の派遣会社では、無料や格安の研修を用意している所が多くあります。
エクセルやワードの他、一般事務の基礎知識を教えてくれる所や、ビジネスマナーなどを学べる事もあります。
特に、販売系から事務系へのチャレンジのように、全く職種が違う時にはぜひ活用したいポイントです。
と言いますのも、派遣会社の営業さんも「当社の研修でしっかり教えていますから大丈夫です!」と猛アピールをしやすいため、思わぬ後押しをしてもらえるチャンスにもつながります。
一番大切なのは、やっぱり「気持ち」のアピール
何をどう話すか、どんなアピールが出来るかも大切ですが、顔合わせする相手も人間ですから、最後はやはり「気持ち」が決め手です。
「とりあえず仕事があったので応募した」というスタッフさんと、「未経験だけれど、この仕事をいつかしてみたいと思っていた、絶対に頑張ります!」というスタッフさんですと、やはり後者の方が圧倒的に受かりやすくなります。
「派遣なんだからスキルが一番重要なんじゃないの? スキル不足で受かる事なんてあるの?」という疑問を持たれるかも知れませんが、実際の派遣の現場では、意外と未経験から「気持ちの強さ」で受かったという例が多くあります。
と言いますのも。
顔合わせとスキルシートだけでは、どうしてもその人のスキルのレベルが判断できないため、最終的に「頑張ってくれそうな人」が採用される事がよくあります。
未経験・異業種へチャレンジする時はぜひ「気持ち」をお忘れなく!
まとめ
せっかく派遣という働き方をしているのですから、正社員ではまずできない働き方を試してみるのも楽しみ方の一つです。
大手企業を次々と渡り歩く…、未経験の職種をいくつも経験する、業種を転々と変えて働いてみる。
そんな未経験・異業種へのチャレンジの時にはぜひこの記事の事も思い出して頂けましたら幸いです。