さて、今回は派遣のお仕事の時給についてです。
やはり同じ仕事をするなら、少しでも時給が高い方が嬉しいものですよね。
でも、的外れな所で時給交渉をしてゴネてしまったせいで、決まるはずの契約が他の人に…。なんて事は避けたいものですよね。
派遣開始前に時給交渉をする方法をまとめました。
派遣のお仕事で、時給交渉は可能?
まず派遣のお仕事は時給交渉が出来るかどうか、という点ですが、もちろん出来ます。
実は同じA社という派遣先で働いていても、所属している派遣会社が違うと、(同じ仕事なのに)時給が違うという事もあります。
そのくらいに、幅があり、融通が利く世界ですので、時給交渉は出来る限りしておく方がプラスです。
ただ、あまりに交渉しすぎて「このスタッフさんはお金にうるさい」と思われてしまうと、次からの仕事紹介が減ってしまいますので、やはり交渉は「ここだ!」と思うピンポイントのタイミングでしていきたいものですね。
交渉の方法その1.紹介のタイミングで聞く
まずお仕事紹介が来たタイミングで言ってみる、というのが一番リスクが少なく、簡単な方法です。
また、派遣会社の方の事情を考えても、やはりこのタイミングはプラスです。
と言いますのも。
A社での事務の仕事を紹介する時、派遣会社はスタッフの方を一人だけ選んで紹介する訳ではありません。
5人、多い時は10人と次々に紹介して、早く「やります」と言ってもらえた方から順に紹介が回ってきます。
こういった事情がありますので、一人一人に違った時給を説明するのも大変ですから、少し低めで皆に同じ金額で紹介していきます。
若手/ベテラン、専門スキル有り/無し等を考えずにどんどん紹介していくパターンが多いですので、「本当に私のスキルや経験を見て決めた金額」ではない事が大半です。
そのため、このタイミングで「時給はおいくらですか?」等と質問してみて、納得がいかない時は交渉してみるのもスマートな方法です。
交渉の方法その2.採用が決まったタイミングで交渉する
こちらは少し上級者の方向けです。「絶対に上げるんだ!」という意思が大切ですので、なるべく1の方法を試してみて、どうしても納得出来ない時はこちらの方法を試してみるのがオススメです。
こちらの方法は、派遣先から「〇〇さん、良いですね。ぜひ当社に派遣で来てください」という連絡が派遣会社に入り、派遣会社から「決まりましたよ!」という連絡が来た、まさにそのタイミングです。
派遣会社としては、もうお客様からOKが出ているので、何が何でも来てほしいと思っています。
そのタイミングで「時給がもう少し何とかなりませんでしょうか」と相談されると、ここで「無理です、他の人にします」とは言いにくいですから、交渉が通りやすい方法ではあります。
また、ここで交渉しても派遣先の会社には迷惑がかからない事が多いです。
と言いますのも、派遣会社の方で少し余裕を見た時給を設定している事が多いですから、お客様への請求の金額は変えずに、派遣スタッフさんへの支払いだけをアップさせるという方法も、派遣会社には出来るからですね。
ただ、派遣会社から見ますと、とても嫌なタイミングでの交渉になってしまいます。
そのため、あまり何度もこれをしてしまいますと、お仕事の紹介は来なくなる可能性が大ですから、「絶対にこの仕事だけは!」と思う時に限って試してみると良いかも知れません。
絶対にNGの交渉方法!
逆に、絶対にしてはいけない交渉があります。
それは、派遣先(自分の同僚や上司になる人)に相談するという方法です。
派遣先の方々は、契約するかどうかは決められますが、スタッフの時給を決める事は出来ません(まず時給が幾らなのかも知らされていません)。
そのため全く効果がないばかりか、派遣先に交渉したのがバレますと、間違いなく派遣会社を敵に回してしまいます。
お仕事紹介はまず来なくなりますので、絶対に避けておきましょう。
まとめ
今回は、派遣が始まる前の交渉方法をまとめてみました。交渉したからといって必ず上がる訳ではありませんが、「ちょっとこの時給では…」と思ってしまった時は、たった一言でも変わる事がありますのでチャレンジしてみるのも良いかも知れません。
その時は、ぜひこの記事で書いたタイミングなども参考にして頂けますと幸いです。
どうぞ充実した派遣ライフを!