
派遣の面接(顔合わせ)本番では、仕事内容の他にも、働く条件で色々と質問を受ける場合もあります。
特に生活に直結する事で言いますと、「残業時間がどれくらいか」は重要ですよね。
そのため面接中の「残業はどれくらい出来ますか?」という種類の質問は、答え方が難しいもの。
ここで見栄を張って「何時間でも!」と答えて、本当にトンデモナイ残業時間になっては笑えません…。
残業についての質問への答え方例や、面接に受かるコツなどをまとめました。
残業の有無は、面接前に念入りに確認するのがポイント!
「面接で初めて残業多めの求人だと知った…残業無理なのに」という状況は、何としても避けたいものですよね。
そのためにも、面接の前、求人紹介の段階で残業時間の目安を確認しておきましょう。
普通は、派遣会社の方から求人を紹介する段階で、残業時間はだいたいこれくらいと説明があるのが一般的です。
ハッキリと時間を出せなくても、例えばこんな言い方で説明があります。
■よくある残業時間の説明例■
・「基本的には残業無しですが、繁忙期だけはお願いする事もあります」
・「月末は残業が多いですが、それ以外は定時で上がれるお仕事です」
・「かなり残業多めなので、しっかり稼げます」
・「かなり忙しい会社なので、残業は多めになると思います」
このように、まずお仕事紹介の段階で、派遣会社の担当さんから、残業について説明があるのが普通です。
もしそれが全くない場合は、面接より前に、確認するようにしましょう。
面接の質問:「残業はどれくらいできますか?」への答え方例
上でも説明しましたように、求人紹介の段階で「残業時間はこれくらい」と目安を聞いている場合は、答え方はとてもシンプルです。
聞いている目安の残業量を、その通りに答えるのが確実です。
例えば、「月末は残業があるけれど、普段は定時」という働き方だと聞いています場合などは、このような答え方があります。
■残業時間の答え方例■
・「基本的には残業無しとは伺っていますが、忙しい時期は私も残ります」
・「月末の残業が多いとお話は聞いていますので、対応可能です。月末以外は、なるべく残業を少な目にできればと思っています」
もし急に「残業をもっとできますか?」と聞かれたら? 断ると落ちる?
あまり無い事例ではありますが、時折、面接中に「本当はとても忙しいので、出来ればもっと残業してほしいのですが…」と本音を言われてしまうような事も。
こんな時、少し無理をしてでも「はい、やります!」と答えるべきか、「いや、聞いていたのと違います…」と答えるべきか。
悩ましいものですよね。
絶対にこの会社に受かりたいという場合は、もちろん答えは「はい!」なんでしょうが、そうでもない場合は、事情にあわせて素直に答えましょう。
「ちょっとくらいなら残業の追加OK」や、「家庭の事情があって、絶対無理」など、
相手側も「これを断ったから落とす」という事はあまり多くはありません。
最近ではどこも人手不足ですので、本当は何十時間か残業してほしくても、それでは人が集まらないので「残業ゼロ」として渋々出している会社も多くあります。
派遣の面接は、ある意味「条件交渉の最初で最後のベストタイミング!」です。
派遣の面接は「実際に働くための条件交渉の場」という意味もあります。
ここで「本当はそれ以上は残業無理なんだけれど…」と思っていながら黙っていますと、入社後に交渉するのは、なかなか大変です。
本当は残業をたくさんしてほしい会社でも、この人材不足のご時世です。
しぶしぶでも、「それでは、当初の予定通りに残業少な目で…」という回答をもらえた上に、採用決定も頂けるというチャンスも出てきます。
謙虚に気遣いをするのは、入社後でも大丈夫です。
また、実際問題として入社した後に交渉するより、面接で交渉する方が、圧倒的に楽で成功率も高めとなります。
交渉は苦手…という方も、面接の日だけは、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
派遣の面接 受かり方ノウハウは他にも…
派遣の面接は、知れば知るほど奥が深いもの。ちょっとしたアピールの違いで、結果が真逆になることも。
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