
派遣は契約期間が決まっていますので、なかなか同じ会社で長期勤務が出来る訳ではありません。
派遣で10年、15年と働いていきますと、経験した派遣先の企業数が10社を超えるという事も。
一般的には、30代後半や40代になってくると、
派遣の面接に受かるのが難しくなると言われがちですが、中にはサクサクとお仕事が決まっていく人も。
今回は、40代でも派遣で仕事がどんどん受かる人の、お仕事の選び方や、スキルの磨き方をご紹介。
40代の派遣の求人選びのコツ1.「自分にあわせる」
20代、30代はやはり派遣面接も受かりやすいですので、「やってみたい仕事」や「時給を最優先で!」といった、お金や仕事内容で選んでいくのが普通です。
しかし、40代になって「派遣の面接に受かりづらくなってきた…?」と感じた時は、仕事の選び方を変えるのもオススメです。
そのポイントは「自分の経験やスキルにあわせる」です。
会社が一番あなたを高く評価しているポイントを探しましょう!
派遣先の会社は、派遣スタッフ採用の際に、真っ先に履歴書(スキルシートとも言います)をチェックします。
その中でも、これまでの仕事経験や年数、仕事内容やスキルに注目して、「この経験があれば、当社の仕事も任せられそう」と考えた人にだけ面接を依頼します。
つまり、「派遣先の会社が、あなたのどの仕事経験を一番を高く評価しているのか」を知る事で、受かりやすいジャンルがわかってきます。
「一番年数が長い仕事」「難易度が高い」「有名企業での経験」の3種類から探そう
とは言っても、
「自分の経験を振り返っても、一体どの仕事経験がアピールになるのかわからない…」という事もありますよね。
そんな時は、
「一番年数が長い仕事」「難易度が高い仕事」「有名企業での経験」
のいずれかがないかを探してみましょう。
採用面接で、履歴書をさっと見た際に、最も目立つのがこの3つです。
これらのいずれかがあれば、「どんな仕事だろう」と採用担当者は注目して読みますし、面接時にも詳しく聞かれる内容となります。
つまり。
これが「採用担当者が注目する、あなたの仕事経験」という事になります。
この仕事経験が生きる求人はどこか、と考えて応募していきますと、おのずと書類選考も面接も受かりやすくなりますので、40代でも派遣の契約をサクサクと受かっていく事ができます。
大切なのは、「自分の仕事経験の、一番のセールスポイントはどの仕事かを知っている」という事ですね。
40代の派遣の求人選びのコツ2.「あえて方向転換する」
先ほどの働き方は、あなたの仕事経験を活かして、同じような職種で長く働いていくという方法でした。
今度は、それとはまったく逆の方法もあります。
それが「あえて方向転換する」という仕事の選び方です。
「派遣といえば一般事務や営業事務、絶対事務系しかしない」という考え方を変えて、
あえて事務系以外の派遣ジャンルに挑戦していくという選び方もあります。
派遣と言いますと、やはりオフィスの事務仕事がイメージされますが、ここ数年で、急速に職種が増えています。
中でも「派遣バイト」という、文字通り、アルバイトと派遣の中間くらいのポジションにある仕事が増えています。
どういう物かと言いますと。
・仕事内容は、かなりアルバイトレベルに近い
・事務系より、イベントや販売や作業系が多い
・単発求人も多いが、継続できる案件も多数
・時給が一般のアルバイトより高い
といった特徴があります。
なぜこんな中間的な物が出来てきたかと言いますと、
(あくまで予想ではありますが)アルバイトではスタッフを集める事が出来なくなり、本来はアルバイトスタッフでこなすはずだった求人が、派遣会社に持ち込まれて、派遣の仕事として掲載されている、という事情かと思われます。
普通にアルバイトやパートをするよりも、はるかに時給は良いですが、派遣ほど厳しくもなく、受かりやすい。
こういった特徴がありますので、このタイミングで、派遣バイトのジャンルへ転向するという道もあります。
パートに出るより、派遣に近い時給で働きたいという時のオススメ方法です。
まとめ
派遣スタッフの平均年齢も全体的に上がっていますので、30代後半、40代でも仕事紹介は多数ありますし、難易度高めの求人に受かっていくことも可能です。
しかし、やはり受かる確率を上げるには、「自分の得意な仕事は何か」といったアピールポイントを知っている方が有利です。
また、どんな仕事を選んでいくのかも、受かる確率に大きく影響します。
ぜひ、あなたの経歴に一番あったお仕事を見つけて、より長い派遣ライフを!