
派遣で求人を探す時、一言で「事務職」と言いましても、色々な職種があって迷いやすいものですよね。
何となく「事務で出来そうなものは…」と探すより、
「派遣の事務の求人は、どんな職種があって、難易度はどう違うのか」を知っていますと、それだけでも受かる確率はぐっと上がります。
今回は、「派遣の事務」で特にわかりにくい、「一般事務と営業事務の違い」とについて解説しています。
派遣の事務の職種は、20種類以上もある?
事務のお仕事といっても、簡単なデータ入力の仕事もあれば、経理や財務、翻訳など、専門スキルがないと受からない求人もあります。
また、派遣会社によって使っている用語が違いますので、例えば… ・「営業事務」と「営業アシスタント」 ・「OA事務」と「一般事務」と「オペレーター」 ・「窓口事務」と「受付事務」
など、一見、違いがわかりにくい職種も多くあります。
当サイトで簡単に調べてみたところ、派遣会社によって呼び方が違うため、
一般的な事務系の求人でも20種類ほどの職種や呼び方の違いがありました。
まずは、一般事務と営業事務の違いに入る前に、事務系の求人をおおまかに4種類に分類して、その違いや難易度、向き不向きを分けてみました。
(注)この記事では、財務や翻訳などの専門系や、金融系の細かい違いを無視して、「派遣で一般的な事務の仕事を探す時のキーワードは何か」を基準に解説しています。
派遣の事務求人を探すときは、この4つの分類が多い

専門的な知識がなくても受かりやすい、派遣の職種は大きく分けますと4つあります。
それが、「データ入力」と「コールセンター」、「一般事務、営業事務」と「営業アシスタント」です。
データー入力やコールセンターはイメージがわきやすいかと思いますが、やはりわかりにくいのが「一般事務・営業事務」の欄です。
ここからは、それぞれの、よくある仕事内容や、受かるための難易度には違いを解説してきます。
一般事務と営業事務の一番の違いは?
どちらも仕事内容は主に、社内の書類作成が中心です。
請求書や見積書、報告書などの作成が多いため、エクセルやワードは必須の求人が多め。
また、「OA事務」といった呼び方をしている会社もあり、仕事内容は「一般的な事務の仕事全般」と考えておく方が無難です。
ただし、一般事務と営業事務の一番の違いは、「営業事務は、営業部と仕事をする」という点です。
逆に、一般事務の場合は、総務部や経理部、人事部、購買部、法務部など、どの部署での仕事になるかは、その求人によってまちまちです。
一般事務は、部署を問わずに「事務系の求人全般」という意味で使われる事が多い一方で、「営業事務」は文字通り、営業部所属 または営業マンとともに働く職種となる事がほとんどです。
一般事務と営業事務、どちらの仕事の方が難しい?
これは意外と人によって、向き不向きが変わります。
一般事務は、おおむねパソコンの前で事務仕事をする職種が中心ですので、いわゆる「普通の事務職」というイメージに一番近い職種です。社内のシステムを使って、社内の人と関わっていく仕事が中心です。
一方、営業事務は、営業部にかなり近い場所で働きますので、契約書や請求書の作成など、お客様にかなり近い場所での仕事となります。
場合によっては、お客様からの電話を受ける事や、お客様向けの資料の作成やデータ分析などを任されたりする場合もあります。
一般事務よりも、お客様に近い位置で事務職をするというイメージが近いでしょうか。電話やコミュニケーションの機会が、普通の事務よりも増えますので、コミュニケーションが好きという方には一般事務よりこちらの方がオススメの場合もあります。
一般事務と営業事務、求められるスキルの違いは?
一般事務は、総務や経理、人事など、契約する部署によって仕事内容は大きく変わってきますので、一概に「このスキルさえあればOK」という基準が難しくなります。
ただ、一般的な部分で言いますと、メール、ビジネス文書、エクセル、ワード、あたりが求められる内容になりますので、これらの経験があれば十分に派遣先との契約のご縁があるでしょう。
一方で、営業事務は一般事務に比べますと、営業寄りな分、いくつか特徴があります。
それは「コミュニケーションが多め」「納期の短い、急ぎの仕事も多め」という点でしょう。
会社は営業マンの上げる売り上げで成り立っていますので、どうしても営業マンの都合が優先になりがちです。
そのため、営業事務は、営業マンが「明日までに契約書の作成、急いでお願い!」と言われましたら、なかなか自分の都合では断りにくいもの。
一般事務に比べれば、おおむね、「急いでする仕事が多め」「営業マンとの会話も多め」「臨機応変な対応が必要な事が多い」という傾向があります。
一方で、「黙々と何も話さずパソコンに向かっているだけなんて耐えられない」というタイプの方には、ほどよい会話や退屈しない職場環境は得られる可能性が高めです。
まとめ
一般事務は、非常に幅の広い職種名ですので、会社によって仕事内容はかなり違ってきます。ただ、パソコンの前で書類作成が中心の仕事がメインとなるでしょう。
一方、営業事務はどちらかと言えば、仕事中の会話や急ぎの仕事も多めですので、一般事務よりも急ぎの仕事も多めな傾向があります
ものすごくシンプルにまとめてしまえば、「黙々とコツコツ仕事したい」なら一般事務の方が相性が良いでしょうし、ある程度は会話や電話などでコミュニケーションを取りながら事務仕事をしたいのであれば、営業事務の方が相性が良いかと思われます。
ぜひ、あなたにとってピッタリな事務のお仕事を発見してみてくださいね。